スマート農業

スマート農業の幕開け?

そもそもスマート農業とは?

最近、「スマート農業」なる言葉があちこちで聞かれるようになってきている。スマート農業・IOT・ICTの違いが分かる農家の方いますか?
分からない方は一度自分でその違いを調べてみてください。理解が深まりますよ!

・スマート農業とは?
・IOTとは?(Internet of things の略)
・ICTとは?(Information & Communication Technology の略)

実際、農家で理解している人はなかなか少ないのではないでしょうか。

スマート農業はフロンティア

農家の人口現状は明らか。日本人の人口減少も明らか。
人口減少により企業は国内需要の低迷を見通し新たな仕事を探求。
その一つに農業分野である。一足先に来る農業者の高齢化による農業者減少に目を付けたわけだ。農水省も開発する企業に補助金をどんどんだしている。

こうして、スマート農業は広く世間に広まった。何も農業者から出された提案ではない。農業を取り巻く環境の人たちが提唱したと推察できる。

つまりは、企業が儲かる隙間が農業界にはまだある。すなわち、農業フロンティアの開拓である。

高価な機械を買わされる農家

スマート農業(IOT・ICT)を使う為には大きな投資が必要があるということ。ここで注意しなければならないのが購入だけではなく経費も多額であることを考慮しなければならない。

毎月、毎年の利用料・更新料・保守料が発生するからである。また、損傷などした場合には多額の費用が発生することは言うまでもない。

ネットで調べてもらえば分かることなのだが、購入機械はどれも高額である。中小規模農業では割りは合わないと私は考えている。しかし、購入を促進するためにも政府は補助金を餌に農家に購入させようとする。当然ながら、機械・機器の開発業者にも多額の補助金を出し促進してきたからである。

農家は安く買えるからと言って安易に購入すべきではないと考えている。本当に導入することで効率化できるかを突き詰めてもらいたい。最先端技術だからといって全能ではない。

100%効率化できるわけではない。80%ぐらいは可能かもしれないぐらいに思ってもらうのがよいのではないだろうか。そして、全自動ではないと言うこと。最後には必ず人の手間が必要だからである。

大面積では大きな成果が生まれるかもしれないが、中小規模での効果は非常に限定的ではないだろうか。つまりは、費用対効果が低いということである。

今は多種多様な機械・機器が生み出されている。言わば黎明期であるので購入に関しては数年待った方が良い。改廃を繰り返しながらより現場にあったものが出てくるからである。

私が思うにスマート農業は楽できる程度と思っている。政府や企業の宣伝に踊らされて購入を焦ることは今の時点で得策とは言えない。特に、中小規模農家にとって。

事の本質を見抜く

先にも話したが、スマート農業を実践していくためには多額な経費を必要とする。

一度よく考えてもらいた。

ある程度の利益がなければ購入する意味はないと私は考えている。導入したことでより大きな面積の作業も可能になるかもしれないが、それに伴い人・もの・金もより多く必要とし、リスク率も高まると言うことだ。

大面積化したが天候変動や病害虫による被害リスク・人件費増大などで思った収益が得られないときもある。ときには赤字になることだってあり得る。特に大面積かした場合にはより大きな損失となることとを理解しておく必要がある。

まず取り組むべき視点は同面積で売上を上げ、利益率を上げていくことではないだろうか。たとえば単位面積当たり従来売上100万円/10aを150・200万円/10aと改善していくことではないだろうか。

栽培技術だけでは到底なせる技ではない。販売方法を見直すなど取り組むべき方法論はいくらでもあるのではないだろうか。

特にJA集荷・市場出荷などについては効果絶大である。栽培面積を変えず売上だけを伸ばす方法である。つまりは、知恵と行動力を駆使していくということである。この点をよく熟慮してもらいたい。

まとめ

  • スマート農業と言っても完全ではないということ。
  • 効率化というより日頃の農作業が楽できる程度と心得ること。
  • 購入機械・機器が高額だけでなく月・年の利用料・更新料が発生し、修繕費は高額となると心得ること。
  • スマート農業黎明期につき、購入は数年先でも良いということ。
  • 購入前にまずは、現状面積を変えずに利益率を伸ばす改善方法を見いだすこと。
  • スマート農業情報は必要不可欠なため、常に技術情報に敏感になること。
  • 国、地方補助金などを調べておくこと。

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