魅力ある農業

農業は危険がいっぱい?

農作業時の死亡事故

 農業は牧歌的な見方もあるが、全産業で見ると以外とそうでもない。実は農業は一番死亡事故の多い職業である。一般的には建設業が最も危険な職業ではないだろうかと想像しがちであるが、その認識はとうの昔の話である。

建設業界一丸の安全管理向上・意識改革により大幅に改善された経緯がある。一方農業界では、改善が手ぬるく、一向に事故は減らない傾向にある。

もう少し詳しく見てみると高齢者の死亡事故が圧倒的に多いという点に注目したい。逆に若い世代における死亡事故は減少傾向にある。はやり高齢者になると動作反応が鈍くなったり、認識低下などによる身体、認知能力の低下により、より危険度が増し死亡事故に繋がるのではないだろうか。

近年の農機具は安全対策もされるようになっているが、まだまだ不十分部分も多く見受けられる。安全機能を高めると価格が上昇する。そして売れなくなる。負の連鎖の始まりである。とにかく農機具は、高価なのである。そして、何よりも危険であると認識する必要がある。

自動車は移動にとても便利な乗り物であるが、走る凶器とも揶揄されている。全くのそのとおりである。農機具も全く同じであると認識しておく必要があるのではないだろうか。人間にとって非常に便利だったり効率が良いものは使い方次第で危険である。まさに、諸刃の剣である。目指す物事には全てに相反する作用があると自覚しよう!

改善する糸口はあるのか?

一般的な農家は個人農業者が圧倒的に多い。また、農家は”百姓”と言われるように、あらゆる作業を一人でこなさなければならない。安全管理は一つの認識に過ぎないような気がする。周りを見ていて感じることである。

比較的事故の多い建設作業の場合は組織だって仕事をこなすことが多いため、相互関係によるチェック機能が働くような気がする。要するに安全管理は組織的に管理されている。一方農家は、その作業者に一任されている。安全管理の意識が高い人・低い人、それぞれいる。しかし、圧倒的に後者が多いのではないだろうか。やはり、組織管理・個人管理の点で大きな隔たりがあるように思われる。

農機を購入するときにも特に安全管理のレクチャーは受けない。JAも事故の危険性や安全管理などの重要性は認識していると思うが、定期的な講習もないし回覧で危険を知らせる程度である。今考えると不十分であると言わざるを得ない。そもそも、安全管理は農家個人に委ねられている点が気になるところである。

農作業事故を減らすためには?

わたしが思う改善は方法は以下のとおりである。当たり前のことではあるが、この当たり前が出来ないのが人間の性なのである。

  • 定期的な安全管理講習会の開催と参加
  • 農作業始業時の安全管理点呼
  • 事故防止啓発
  • JA組織であれば生産部会内での安全管理講習

事故防止に一番重要なこと!

農作業事故に対する農作業者の意識向上改革に他ならない。

また農作業事故に対する意識向上には、日頃の啓発を欠かさないことが最重要であると肝に銘じなければならない。

JA・行政・その他農業関連会社、農機具屋もこのことに着目し意識改革を見逃してはならない。事故ほど損なものはないし、誰も喜ばないからである。

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