一人で、ものを申しても通用しない。
JAに意見を言いたい人は大勢いるのではないだろうか?色々なアイディアや工夫など。
言葉だけでは、関係者に広く伝達はできない。そこで文書が役割を果たすことになる。
組織では文書が重要と知るべし!
組織には組織のやり方で声を上げなければ通用しない現実を知っておく必要がある。
生産部会で言えば、生産部会長からの意見書の提出などである。これには、JAとしても紳士に対応せざるを得ない。
どうしてか?
組織からの意見というものは、その組織全体の意見と言うことに他ならない。まあ、個人でも話が通用してしまう人も中にはいるかもしれないが、そんな農家はまれと考えるべき。
文書とは言葉を活字に起こして相手に伝達する最良の方法。当然ながら内容は明瞭・簡潔でなければいけない。文書自体には文言の揺らぎがない。
総じて、文書が重要かである点に着目すると、第一に残存することに尽きる。いくら意見を口頭で言ったところで何の意味もなさない。ここは、文書で提出することが一番であることを伝えたい。
農家は肉体労働だから基本的には書類・文書作成の方法などは熟知していないかもしれない。しかし、文書作成の要領を1度覚えてしまえば色々応用が出来るし難しいものではない。
最近は、ブログや店頭ではPOP、公文書作成などに威力を発揮する。これからの時代、生産だけでなく、価値をどう表現し購入者に訴求させていくことが重要になってくる。
まず、口頭だけでは伝わらないとことを知っておこう。
ここからは事務的になるが、外部文書で重要なのは受付である。聞いたことはないだろうか?
「受付印」
特に官公庁や金融機関など公共機関に類似する組織はもの凄く重要視している。JAは公共機関ではないので深くはわかりませんが、ある意味準公務員みたいな体裁を整えているのでおそらく同じような取扱いをしていると思われる。なにか、不自然ではあるが!
受付印を押したと言うことは、JAにとって回答日などを指定されたも同然となる。また、回答は文書で回答することが一般的である。言うなれば、回答にはJA総意の回答となる意が込められている。
文書で提出したが口頭で回答してくることは本来あり得ない話である。まあ、証拠を残したくないとか、後ろめいた想いがある場合には注意したい。
覚えておこう!「口頭には口頭で、文書には文書でが鉄則!」
受付された文書は、必ず上司が確認し稟議を行い回答を行う必要がでてくる。
農家は、文書がいかに大切であるかを再認識してもらいたい。
些細なことでも、文書でのやりとりは今後必須の交渉手段であり、農家が発言できる数少ない一つの方法であることを。
ぜひ、文書でやりとりをしてもらいたい。
テクニックではなく、想いを活字に起こすことが一番大切であることを忘れてはいけない。
ポリシーブックを活用
青壮年部からの行動指針・政策提言書という意味合いで作成されるポリシーブック。今後は、これを活用して農協運営というものを知っていこう!先にも書いたが、農業はJAにとって一部の業務でしかない。多くは、金融・共済・購買に依存した経営である。それは、正組合員・準組合員があるように農業者だけを相手にしているわけではない。
しかし、他事業のことなどは考える必要がないし、農業のことだけを重点的に提言していったら良い。
ポリシーブックは単なる文書ではなく、実行力を持たせていくためには部員各自がJA・農政・地域行政を勉強していかなくてはいけない。この知識・経験を元に農家所得向上・福利厚生の向上に繋がるような仕組みポリシーブックで実現させていこう。
部員それぞれ多忙であるが、経営やJAを良くしていこうという想いこそが「血となり肉となって」明日のより良い農業を作り上げていくのではないだろうか?
農家による農家のためのJAにすべく尽力することこそが青年部の使命であり、その中で交流や人脈づくりを図っていけば良い。
ぜひ、このポリシーブックが役に立つように活かしていきたい。
思考した以上のことは実行出来ない。
切磋琢磨した時間は決して無駄にはならないし、将来の自信となって自身の農業経営に役立つ時がくるだろう。いくら考えても埒はあかないし行動しなければ結果も出ない。
大変ではあるが、是非果敢に挑戦したいし、もっと声を上げていきたい!