翻弄される日本農業
アメリカは日本の貿易黒字が多いから輸入する日本車に対し関税を25%にすると言ってきた。
日本政府はこの関税交渉について、日米物品貿易協定(TAG=Trade Agreement on Goods)または(トランプ・安倍GAME 揶揄的表現ね!)と説明しているがその実態はいかほどに?
日本政府は「包括的なFTA(自由貿易協定)とは異なる」と強調している。だが、米ペンス副大統領は10月4日の演説で「日本と歴史的なFTAに関する交渉を間もなく始める」と述べ、TAGは実質FTAへの道であることを明確にしている。
日本ではTAGと言っているがアメリカではFTAと言っている。
結論から言えばTAGはFTAを前提とした交渉の前段理由で有り、実質的なFTA交渉と表だって言えない日本の立場が見え隠れしている。
筋道
そもそも、自動車産業界での軋轢を他産業界までも巻き込み交渉する論法はいかがなものだろうか?
本来であれば、自動車関連のことは自動車関連の中で決着を付けるべき事ではないだろうか?
農業は交渉材料の一つに過ぎない?
もっと、農家一人一人が大きな声を上げて政府に訴えていく必要があるのではないか?
わたくしはそう思うのだが・・・。
つまるところ、関心を持って行動する農家が少ないのではないか?
他人任せというか、誰かがなんとかしてくれるのではないか?そんな、楽観視をしていないだろうか?
自分に降りかかってくる出来事なのに!
それか、なかば諦めの境地なのか・・・?
そんなことより、稼ぎの薄い農作業にいそしみ、時間的余裕もなく働かざるを得ない農家の性なのか。
農業者の意見より、農業を取り巻く関係者の方の意見が強く、農家の声などなかなか聞くことはない。
ここにこそ、農家の意見として青年部としての本懐があるのではないだろうかと最近は思う。
青年部は、もっと経験と知識を身につけ農業に邁進するのが良い!
農地見直し
規制改革会議では年内に農地の見直しを行っていくそうである。益々、他産業からの農業促進が促されるわけだ。来年には、農業参入しやすいようにどんどん法規制を緩和していくと思われる。
さて、農家はどう生き残りを賭けるのか・・・!