気になる出来事

パイオニア経営危機からの!

音響機器のパイオニアが経営危機に喘いでいる。パイオニア、オンキヨー、aiwa、sony、ケンウッドなど40才以上の人なら誰もが知っている一世を風靡した音響機器メーカー。こうした、一流メーカーも時代の流れには逆らえず、音響機器そのものが低迷している。

パイオニアがなくなってしまうのは非常に寂しい。中学生の時に購入したステレオはパイオニアだった。確か33回転と45回転があり、レコード針が盤をトレースしながら音を奏でる。そんな、記憶が蘇ってきます。当時は、デジタル化という言葉も少なくアナログが主流だった。sony発売のウォークマンは世界を席巻したことは、鮮烈に記憶している。これも、アナログ機器だった。

音響機器メーカーがアナログ時代からデジタル時代への転換期に経営を見誤ったことが大きな原因ではなかろうか?「デジタル」という本当の言葉の意味を理解していなかったと思う。今では、当たり前のデジタル。

事の発端は、アップルのipodが事象の起点となっている。sonyすら追随できなかった。当時sonyは製造メーカであった。ここにスティーブ・ジョブスが目を付けた。後の回想録に記述してあったが、「sonyを代表する日本メーカーの弱点は製造会社にあったことである。」と言っている。

これは、何を意味するのか?製造メーカーは多くの工場と従業員を必要とする点にある。工場の維持と従業員の確保は、何かあれば負債に転じてしまう点に尽きる。ipodが出る前にも小型mp3プレイヤーやMD機器もあったことは記憶している。共通点は製造メーカーが主導して製造していた。ソフトウェアメーカではない。

「他社に負けない。」という発想で機器は製造されたが、その中に入れるコンテンツはメーカーごとフォーマット(仕様)が違っていた。それぞれ主導したいがために共通フォーマットが出来なかった。いわば、betaとVHS戦争みたいなモノです。

製造メーカーは箱物は作れるがソフトコンテンツは苦手であったと言うこと。ここで言うソフトとは音楽データのことである。音楽は思った以上に著作権などの法的縛りが複雑で、製造メーカーはここが攻略できなかった点に尽きると言うことです。音楽は、車などとは違い、目に見えないモノです。その為、権利などがデリケートになることは言うまでもありません。カラオケなどでも、印税なんて言葉聞くときありますよね。まあ、そういう事です。

デジタルデータの一番の利点は音質を下げることなく複製が無限にできることです。アップルはこの点に着目してipod事業をスタートさせたのです。レコード盤、カセットテープ、CD、DAT、MD、ipodというように変遷していったのです。

「音楽ソフト(楽曲)を共通のフォーマットで配信することが出来れば音楽業界の覇者になれる。」とスティーブは後に語っています。重要なのは音楽機器ではなく楽曲のデジタル化だったのです。製造メーカーは工場を抱え、従業員を抱えていたために、思い切った工場・人員削減に舵を切れず、アップルに2歩3歩と乗り遅れたのです。

そして、アップルが音楽業界の覇者になっていったのです。いまでは、ほとんどの音楽がスマホで聴けます。iTunesをとおしてね!ICチップ一個に何万曲も入ってしまうんだから、製造コストなんかでは従来型の製造メーカーでは太刀打ちできませんよね。

だから、アップルは自社工場を持っていません。全て外注生産なんです。業績が悪くなったら外注先を切り捨てるだけすむのですから。とても、うまく出来たビジネス展開であると、あらためて感心します。あと、アップルの強みは訴訟に強いと言うことです。強力な法務能力を駆使し訴訟で利益を得ている点も見逃せませんね。日本企業もめちゃくちゃやられている。

巨大企業だから、中小企業では太刀打ちできないそうです。訴訟を長引かせ相手の体力を奪い和解に持ち込み、力でねじ伏せるのだとか?日本は農耕民族だから基本的には優しい。一方、欧米は狩猟民族なので相手にとどめを刺すやり方。

ここらが、アップルがイマイチ好きになれん部分。関連企業めちゃくちゃ泣かされていると思うけど。検索してみてください。大きく話がそれましたので方向修正!

pioneerは一時期カーナビを主力とした経営方針に転換したと記憶していますが、そのカーナビが裏目に出てしまったということになる。だって、今やカーナビよりスマホのgoogle mapナビの方が正確だもんね。

それに、持ち出しできないし更新も料金かかるからね。これじゃカーナビに勝ち目はない。そんなこんなでpioneer経営破綻しそうだということです。かろうじて、9月危機は乗り越えたが将来はどうなることやら。でも、日本企業には頑張ってもらいたい。

これらは何を示唆しているのか?デジタル化できるのもは全てデジタル化されていくということです。行く末恐ろしや!

農業もそうです。ドローン技術・自動ロボット・IOTなど、どんどん進化して来ています。便利、楽になるのはいいのですが、購入金額も巨額になっていきます。これらの機器を導入出来る農家って何割ぐらいいるのでしょうかね。

ちなみに、DJI ドローン1機 250万円、年間メンテ30万円! クボタ自動トラクタ60psで1,200万円でメンテ費高額だそうです。人口が減っていく時代、こんなモノ本当に導入して将来大丈夫なのか?と思ってしまいます。これも、機械メーカが仕掛ける収益構造であることは理解しておきたい。農家貧しくたって機械が売れればいいじゃん!ってこと。

一度かってくれればメンテ費用で税収みたいに安定収支が可能!すばらしい、利益構造である。農家もこうした収益構造が必要何のだが!!

pioneerから最後は農業の話に結びつけました。詰まるところ、農業も対岸の火事ではないということを言いたかったのです。みんなで頑張りましょう!

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