一体全体どうなってる?
同じ改革だけど何が違うの?農業界隈では、農業改革とか自己改革とか最近よく耳にすることが多くなってきました。では、一体、何がどうなんでしょうか?あなたは、この違いを説明できますか?私の個人的な意見としては「同じような改革じゃないの?」と今まで感じてきました。どうでしょうか?そこで、少しばかり調べてみると、どうも状況が違うらしいみたいです。
簡単に言ってしまえば政府(農水省)が提唱している改革を「農業改革」と言い、JA自ら改革していくことを「JA自己改革」と言うそうである。察しのいい人はピンと来るかもしれません。一般的なイメージとしては農業改革を実現していくための自己改革と捉えるのが普通ではないでしょうか。しかし、しかしだ!
バトル勃発?
調べてみると「農業改革」と「JA自己改革」は真逆の考え方・・・。つまりは、政府が推し進める農業改革に対して、JAが反旗を掲げる改革なのです。どう違うのかを調べてみてください。よく似ている言葉ではありますが、実は正反対の改革ということです。JANBO 6月号に掲載してある「なくてはならないJA」目指して地域貢献と標語がTOPページに掲載してあります。わたしは、これをみてバチバチのバトルを水面下でやっていることを物語っていると如実に感じるのです。要するに、JAは総合事業としてやっていくことが地域貢献だと言うことです。一方、政府の言う農業改革は農業に専念することが地域貢献だと言うのです。もっと言えば、JAは信用共済事業を切り離してやっていくことはナンセンス!切り離すと地域貢献できないんだよ!ってこと。事実、営農事業の赤字を信用共済事業から補填しているのが現実だからです。政府の農業改革は信用共済事業は切り離して地域農業の改革に本腰を入れていくことがJAの使命だ!ということです。農業改革とJA自己改革の本質的な問題は信用共済事業の分離なのです。「営農事業だけのJAでは成り立たないから、JA自己改革を推進し総合事業の必要性を広く訴え、地域貢献・これからの農業の改革が出来るのです。」と言うJAのスタンス。私自身、どっちがいいのか判断できかねます。また、反対に営農事業に補填するから営農に力が入らないのも理解できます。もし逆に信用共済事業からの補填がなくなれば、JA自身が生きていくために必死になって地域農業を考え、盛り上げていくことになるでしょうし。まぁ、でもね、現状のままでいくJAでは、そう変わることもないとも感じてしまう。
さて、皆さん!どう思いますか?農業改革とJA自己改革!一度しっかりと考えてみてはいかがでしょうか?
それと、これは営農の課題として共選共販と買取についてもかんがえてみてください。
もっと、詳細に書きたいところですが、文書を書いていただけでは飯は食っていけませんので、そろそろ農作業します。以上となります。
って言うか、もう昼じゃん!!
しまった!
書くのに1時間かかったじゃん!